上場していない会社の株があると大変な理由

相続する財産に、上場していない会社の株があると難易度が上がります。

 

上場していない会社の株とは

会社は
・上場している→一般的に取引されている→値段がある
・上場していない→一般的に取引されない→値段がない
という2つに分けられます。

相続財産に株(株式)がある場合、その会社が上場しているかしていないかを確認しましょう。
もし上場していない場合、相続税の計算は難しくなります。

上場していない会社の株の問題点

上場している場合は、ネットでもその値段を調べることができます。

しかしながら、上場していない会社の株は、値段がついていません。
その値段を計算する必要があります。

仮にその財産が、相続税がかからない範囲だったとしても、その株を誰が相続するかが大事です。
株は会社での権利を意味するもの。
誰にでも渡していいものではありません。

相続人が子供2人で、じゃあ、2人に株を分ければいいというものではないのです。
将来の揉め事になる可能性があります。

株も含めて、その財産合計が相続税がかかる範囲の場合、正しく計算する=相続税で損をしないためには、慎重に計算しなければいけません。

ざっくり計算!上場していない株の価値

上場していない会社の株をざっくり計算するなら、決算書を見ましょう。
決算書の純資産合計を株の数で割ると、1株あたりの金額が出てきます。
これがざっくりの金額です。

たとえば、純資産合計が1億円で、株の数が100株だと、1億円割る100=100万円。
この株を亡くなった方が80株持っていると、80株×100万円=8000万円もの価値になるのです。

実際には、決算書の金額をもっと細かく計算する必要があり、上場企業の似たような業種の株も影響があります。
株価が上がっているときには、相続税の計算で株の価値が高くなります。

上場していない会社の株を持っている場合は気をつけましょう。

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