税金払っていれば大丈夫?【税務調査】

相続税の申告書をちゃんと出して税金を払っていても、間違いはありえます。
安心はできません。

税務署では、書類も税金もひとまず受け取る

「無事提出もしたし、納税もしたし、一安心」と思われるかもしれません。
たしかに一安心ではありますが、その書類(申告書)がOKとなったわけではないのです。
書類も税金もひとまずは受け取ります。
その後にチェックをし、さらに調べたいときには、税務調査というものがありえるのです。

税務調査とは

税務調査とは、税務署の方が、実際に自宅で調査をすることです。
といっても、TVや新聞で出てくるようなものではありません。
スーツ姿の方が大勢自宅に押しかけて、ダンボールに書類を詰めて持ち出すのは、マルサであり、意図的に何かを隠している場合のみです。

通常の税務調査は、おだやかに行われます。
少なくとも表面上は。
(詳細は別記事にします)

その調査で、何かあれば、指摘があり、相続税の申告や納税を追加でしなければいけない場合があるのです。

税務調査が入ったら8割はミス

相続税の税務調査では、その8割ほどは指摘があります。
何かしらミスがあるということです。

逆にいえば、「ミスがある」「財産にもれがある」と確信を持って税務調査があるともいえます。
最も多いミスは、預金。
預金がもれているだけではなく、「名義預金」というものもあります。

名義預金とは、
「亡くなった方の家族名義の預金で、実質は亡くなった方の預金」
です。

たとえば、父が亡くなり、子供名義の預金があり、その父がその預金にお金を振り込んでいたというケースなら名義預金となります。
父のものということは、相続税の計算に入れる必要があるのです。

税務調査のリスクを減らすためにも、預金には特に気をつけましょう。
この税務調査、相続税の申告書の提出から2年ほどなければ、安心といえます。
ただ、気にしすぎてもしかたありません。
最善を尽くして申告書を提出し、納税して、あとは気にしないようにしましょう。

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