自分の死後、家族を困らせないようにしたいもの。
そうしないためにできることの1つが財産リストです。
相続の仕事で何が困るか
税理士として相続の仕事をしていて、困ることの1つが、財産がどれくらいあるかです。
ご家族も困りますし、私も困ります。
どこにどういったものを持っていたかがわからないと相続の手続きができません。
そして、今はデジタルの時代。
わかりにくくなっているのです。
財産のリストをつくっておこう
財産のリストを常につくっておきましょう。
これをつくることで自分の財産やお金の使い方を見直すことができます。
私がつくっているのは、パソコン(Word)です。
月に1回見直しています。
この見直すことが大事です。
意外と財産は変わるものですから。
修正しやすいようパソコンでつくっておくのがおすすめです。
もし、生きているうちは知られたいものがあれば、家族以外の方に預けておく方法もあります。
財産リストに入れるもの
財産リストには次のようなものを入れておきましょう。
・現金(へそくりがあれば)
・預金(銀行、口座名)
・ポイント
・マイル
・投資信託
・株
・電子マネー(交通系、Paypay等)
・保険(入っている会社)
・確定拠出年金、小規模企業共済
・スマホの契約
・分割、リースで払っているもの
・不動産
・毎月または毎年お金を払って利用しているもの
・死後、連絡してほしい方
・パソコン、スマホのパスワード
・財産のうちお金に換えられるもの(どこにいくらで売れるか)
また、家族への言葉も書いておきましょう。
(財産の分け方については、法律に沿った遺言が必要です)
こういったものを毎月見直しておくと、身が引き締まります。
残りの人生、悔いなく生きようと行動力も高まるものです。
私は、40歳からこの習慣を続け、もうすぐ10年となります。