所得税の確定申告のように、自分で相続税の申告はできるのでしょうか？
条件付きでできるでしょう。
相続税の申告が自分でできるか
税金の「申告」は自分でできるのが理想です。
本来は、それくらいシンプルになってほしいと思っています。
税金でも所得税の申告（確定申告）は、国税庁が提供するサイト（確定申告書等作成コーナー）の出来もよく、自分での申告が現実的です。
（土地や建物を売ったときは難易度が上がります）
法人税の申告も自分での申告の環境が整ってきました。
ただし、ケースにもよります。
相続税の申告も、自分での申告は可能ですが、おすすめしないケースがあるのです。
自分で申告をおすすめしないケース
相続税では、
・不動産がある
・上場していない株がある（ご自身の会社）
・財産が1億円以上
といった場合は、おすすめしません。
不動産、上場していない株は、その価値を計算するのが複雑です。
不動産でも自宅のみであれば、自分で申告できる可能性はあります。
財産が多いと、ミスをしたときにリスクも大きくなるものです。
自分で申告する方法
相続税をもし自分で申告するならば、まず国税庁の提供する無料ソフトはおすすめしません。
使いにくいからです。
（税理士である私も使いたくありません）
その他のソフトを使いましょう。
手書きは、計算ミスもありえますので、おすすめしません。
ソフトは無料のものから数万円のものから様々です。
税理士である私が使っているのは、JDL組曲Majorというもの。
相続税だけだと年間27,500円で使えます。
（不動産や株があるならプラス27,500円。電子申告＝ネットで提出するならプラス2万円です）
